膣の緩みやそれに伴う症状を改善するには、膣縮小が効果的です。さまざまな方法があり、メリット・デメリットもそれぞれなので、自分の症状や効果など併せて検討し、最適な方法を選びましょう。

膣縮小の方法を選ぶには?

膣縮小の方法を選ぶにはいくつかのポイントがあります。自分が最も優先したいことを基準に考えると選びやすいでしょう。

膣の緩みの程度

一口に「膣の緩み」と言っても、何となく緩いような感じがする、という程度から、入浴後に膣から水が出てくる、空気が漏れる音がするといった自覚症状がある、外から膣壁が見えるほど緩んでしまっているなど段階があります。自分で膣に指を入れて、ぎゅっと締めた時に圧を感じれば大丈夫とされていますが、正確に知りたい場合は婦人科や女性器形成クリニックで測定してもらいましょう。

手軽にできるか

ケーゲル体操や専用器具を使った膣トレなら、いつでもできて費用もほとんどかかりません。女性器形成クリニックや美容外科に行くのは抵抗がある、忙しいという人向けです。

費用はどのくらいかかるか

女性器形成クリニックや美容外科で治療や手術をするとなったら、気になるのが費用です。健康保険や医療保険の対象外なので、どうしても高額になることを承知しておきましょう。自分が無理なく払えるか、よく検討してくださいね。

ダウンタイムはどのくらいか

女性器形成クリニックや美容外科での治療や手術の後、腫れや痛みが引き、日常生活が問題なく送れるようになるまでをダウンタイム(回復期間)と言います。仕事をしている人や、小さい子供のいる人は、支障がないようにダウンタイムがどのくらいかも併せて考える必要があるでしょう。

効果の高さと持続期間

方法によって効果が現れるまでの期間やどのくらい続くのかも異なります。手術なら一度で半永久的に効果が持続しますが、膣トレの場合は継続しないとまた緩んでしまう、といった具合ですね。定期的にクリニックに通ったり、施術を何回か受けなければならないというケースもあります。自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切と言えそうです。

膣縮小を自分でケアする

膣縮小を自分でケアする方法としてはケーゲル体操や膣トレがあります。場所を選ばず、すぐにできるのがメリットです。

    1.膣や肛門に力を入れて、体の上方へ引き上げるように締める
    2.そのまま5~10秒キープして、また5~10秒かけてゆっくり緩める
    3.これを1セットとして、1日に5~10セット行う

ポイントは毎日続けること。個人差はありますが、1ヶ月ほどで変化を感じられるでしょう。

膣トレ専用の器具を使うと、さらに筋力アップが期待できます。ボール状や棒状の器具を挿入して、膣でつかむように力を入れてキープします。なれてきたら器具を少し重いものに替えるとよいでしょう。

これらの方法は、

  • 女性器形成クリニックや美容外科に通う時間がない
  • 医師でもやはり相談しづらい
  • 膣の緩みは軽度
  • という人に向いています。ただし、緩みが改善されたからと止めると、また緩んでしまうことがあるのがデメリットです。

    膣縮小を治療で行う

    効果を早く実感したい、でも手術はちょっと…という人におすすめなのが、超音波や高周波を使った治療です。体にメスを入れる必要がなく、ダウンタイムもありません。しかし、費用が高価、複数回の施術や定期的なケアが必要というデメリットがあります。

    インティマレーザー

    膣壁にレーザーを照射することで細胞の生まれ変わりを促し、若返りを図る方法です。麻酔を使用するので痛みを感じることはありません。施術時間は1回30分程度でダウンタイムも必要なし。デメリットとして、数回の照射が必要なこと、1回あたり約20万円かかることがあります。

    ビビーブ

    高周波を照射することでコラーゲンを再構築する効果があります。膣壁に弾力を取り戻し、緩みを改善します。1回あたりの施術時間は20分ほどで、早い人なら7日ぐらいから効果を実感できますが、1年に1回程度の施術が必要です。

    膣縮小を手術で行う

    特に膣の緩みがひどい人、何度も施術を受けたくないという人には外科手術がおすすめです。膣壁にフィラーと呼ばれるヒアルロン酸や非吸収性のインプラントを注射する方法や、伸びてしまった膣壁を切除・縫合する膣縮小術があります。

    パールフィラー

    膣壁に非吸収性のインプラントを注射して、ふっくらさせる方法です。ヒアルロン酸を使用するボリュームフィラーとは異なり、効果は半永久的です。使用するインプラントの本数によって費用は異なりますが、平均で手技料と併せて25万円ほどです。

    膣縮小術

    伸びたり断裂した膣壁を切除・縫合して緩みを改善する方法です。併せて膣周辺の筋肉も縫合するので、妊娠前の状態に戻すことも可能です。もちろん効果は半永久的。ただし、筋肉をかなりきつく縫合するので、術後の経腟分娩は難しいでしょう。妊娠の予定がある人は医師に相談してください。

    膣縮小は最適な方法で改善しよう

    膣縮小の方法は自分の症状に合わせて、最適なものを選びましょう。また、治療や手術に加えて、セルフケアを取り入れると再び膣が緩むリスクも軽減することができますよ。